年末年始はイベントや来客が多く、慌ただしさで注意がおろそかになったり、予期せぬハプニングによって一年を通して誤飲誤食事故が発生しやすい時期となっています。
犬猫は人間と異なり基本的に口に入ったものは噛まずに丸呑みしてしまうため、意外なもので消化管に詰まらせてしまうことがあります。クリスマスやおせちに出てくる食品はもちろんのこと、普段とは違った装飾品なども誤って口にしてしまうことがあります。
万が一誤飲誤食をしてしまった場合、まずはご連絡ください。
食べたものにより対処法が異なるため、「いつ、何を、どのくらい、現在の様子」についてお伝えください。また、ご来院される際には診断・治療の助けとなるため、誤飲誤食してしまった実物があればご一緒にお持ちください。
事故から早い対応であれば催吐処置や内視鏡での対応が可能です。異物が胃から下の消化管まで移動してしまっていて、詰まったり傷つけたりする可能性がある場合には緊急で開腹手術が必要となり、術後は入院となります。
心安らかな年末年始を過ごすためにも、犬猫の身の回りの環境に改めて注意してあげましょう。