スタッフのおしゃべりブログ

あさか台どうぶつ医療センタースタッフのおしゃべりブログです

ハワイ5日目、最後の講義

本日が最後の講義となりました。
最後の講義は
「泌尿器疾患の重要ポイント」「副腎疾患の重要ポイント」でした。

泌尿器疾患の講義は、看護師としても慢性腎不全の猫を抱えた一人の飼い主としても、大変勉強になりました。
動物たちの血圧の測定は、動物たちが緊張するだけで大きく変わってきます。
動物は「動物病院に来た」ということだけで緊張のあまり高血圧になる子もいるんです。
これをなんと「白衣性高血圧」というんです。
治療を施す側の私たち(白衣を着た人)が動物たちの検査結果に影響を与えるんです...。
緊張しないで...っていってもなかなか難しいですよね。
緊張しやすい子はどうすればより正確に測ることができるのか?どう対応すれば良いか?なども教えて頂きました。

副腎疾患の講義は「副腎皮質機能亢進症」という病気を中心に、副腎の異常から表れる様々な臨床症状や行うべき検査、使用する薬剤等について勉強しました。

この学会に参加し各講師の先生方から、"アメリカの動物看護師(VT:ベテリナリーテクニシャン)"の方々の仕事ぶりを伺うことも出来ましたが、まだまだ私たちは足りないことも多いことを感じさせられました。
より良い看護をご提供出来るよう、もっともっと努力したいと思います。

この4日間で学んだことをこれからの診療に生かしていきたいと思います。