スタッフのおしゃべりブログ

あさか台どうぶつ医療センタースタッフのおしゃべりブログです

1年の半分が過ぎました。

ブログ読者の皆さんこんにちは。
今回は1年目獣医師の翁がお届け致します。

いよいよ暑くなってまいりましたね。
札幌に6年間住んでいたので、関東の夏は私にとって久々となります。
中高時代は炎天と汗と満員電車に揉まれながら通学していたものでした。駅から学校まで20分ほど歩く間、部活の友人と他愛もない話をしながら教室に入っていきました。ある日は発売されたゲームの所感、ある日は新しい数学の定理、ある日は小テストの勉強会、ある日は突拍子もない発想、ある日は時間と空間の哲学。慣れきった人間生活とは裏腹に話題に尽きることはありませんでした。今でも私の中で輝き続ける、大切な積み重ねられた時間でした。

大学時代を経て、社会人として地元に帰って来ました。新しい環境と新しい仲間に恵まれ、働いているうちに1年の半分が過ぎ去りました。あの時と、時間の流れが明らかに変わりました。振り返っても、掴み取れる事象は砂粒のごとく雑多で変わり映えしなくなりました。
そんなことはないはずなのに!

ここ最近、地元の旧友と飲む機会がありました。帰る頃になっても、空白の数年間を埋められることはできませんでした。ついこの間の仕事の日々とは対比的に、私の記憶はいとも容易く輝くのでした。
働いている毎日も、今は砂粒であっても数年寝かせたら砂金になるかもしれない。振り返ったときに、自分は頑張っていて自分にとって有意義であった、と思える毎日を、今も積み重ねているに違いありません。毎日上手くいくとは限りませんし、何となく働いていてたとしても、日常とはそういうものではないでしょうか。

皆さんの夏休み、楽しみにしていることはありませんか?私は来る何気ない毎日が楽しみです。病院でお会いできることを楽しみにしております。
ここまで読んでいただきありがとうございました。